『昨夜のカレー、明日のパン』原作 木皿泉、作画 渡辺ペコ:小説向きと漫画向き

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本日は漫画の紹介なのですが

なんと昨日の書評で紹介した木皿泉さんの『昨夜のカレー、明日のパン』のコミカライズの紹介になります。

作画は渡辺ペコさん。

そうです、僕が大好きな漫画でおなじみの

『にこたま』の作者であられる方です。

『にこたま』もめちゃめちゃ面白いので是非みなさんに読んで欲しいのですが

今回は木皿さんの作品をどう漫画として成立させているのか?という視点から読んでいきたいと思います。

全体のストーリーは小説版とほぼ変わりません。

エピソードの端々が若干変更されていたりするのですが

これは描写が難しかったのか

漫画として流れが良くないと思われたのか

詳細は分かりませんが

まあちょいちょい変わってはいます。

小説と漫画でほぼ変わらないストーリーを読んで思ったことは

当然ながら小説の方が圧倒的に読むのに時間がかかるということ。

僕は基本的に通勤時間に読書をしてるのですが

『昨夜のカレー、明日のパン』くらいの量だと

4~5日くらいで読みおります。

しかし漫画版は時間にするとおそらく30分ほどで読み終わっていたはず。

その分小説は自分で想像できたり、

話に浸ったり

早く読みたい!ってワクワクしたり

そんな読んでないときでも楽しめるコンテンツです。

一方漫画は

絵としてバン!とイメージが出来ていて

想像する余地は少なく

ストーリーもサッと通り過ぎていくイメージ。

だから多分、

話の内容によって

小説が向いているものと漫画が向いているもの(または映像が向いているもの)があるんだろうなあと思います。

多分、

ワンピースとかナルトとか

いわゆるバトルアクションものの話は

時々小説があってももちろんいいかもしれませんが

大筋は漫画でスパッと展開した方がいい。

一方で

『昨夜のカレー、明日のパン』のような

人間関係を丁寧に描いているものは

小説の方が向いているかもなあと今回思いました。

もちろん人間関係を描いた面白い漫画原作の話ももちろんありますし

その逆もまた然りですが。

結局どのジャンルを得意としている人がコンテンツの中身を考えるか次第だろうなあとは思います。

あとはこの話に

渡辺ペコさんの絵がめちゃめちゃマッチしているので

その点は読んでいて気持ちいいというか

嬉しいところだなあと思いました。

自分の想像していたキャラとあまりにかけ離れた絵を描く人がコミカライズをするのは

ファンとしては嫌ですよね。

まあなんやかんや取り留めもないことを書きましたが

どちらかというとまずこのコミカライズ版を読んでから小説を読むと

ここはこういうシーンだったのか!とかって部分がたくさんあると思うので

個人的にはオススメです。

あとは

渡辺さんの描くテツコと虎尾が

『にこたま』の主人公二人にしか見えなくて

渡辺ペコファンからすると面白いなあと。

したっけ、またね!

 

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