『明日からつかえるシンプル統計学』柏木吉基:ブラックボックスの解明

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今週の書評は柏木吉基さん著の『明日からつかえるシンプル統計学』です。

柏木さんは日産自動車に所属の方で、

僕もこの本を読むまでは存じ上げなかったのですが

本作以外にも統計に関しての著作を出版されているよう。

事業会社の方で著作物を何冊も出している人って結構珍しいですよね。

国内の企業だと副業禁止的な話でその辺が制限されている印象。

個人的にはこういう人が社内にいると

自社のブランディングにも繋がるので積極的に推し進めていくべきなんじゃないかと思いますが。

さて本作の内容ですが

統計学を一から勉強したい人に向けて、

現場ではこんな手法がこんな場面で使われているということを

シンプルに説明してくれている

とても分かりやすい入門書になっています。

非常に面白かったのは

大手メーカーのマネージャークラスの方に著者自ら実施したアンケート調査。

実際のビジネスの場でどんな手法を用いて業務をしているか?というデータを取っていたのですが

最も多かった項目が「グラフ化」でありその次が「平均・中央値」。

誰でもすぐに使えそうな内容ですよね。

例えば重回帰分析とか因子分析といった複雑な手法を用いて仕事をしているのかと思っていたのですが

サンプルがマネージャークラスだからなのか

ほとんどの人が今の手法で業務は事足りていると答えているそう。

分析というのはあくまで目的を達成するための手段であり、

簡単な手法をいかに適切な場面で活用するかといったことの方が

複雑なやりかたを覚えるよりも大事になってくるということなんでしょうね。

僕はこれまで数字的に説得する手法である統計学というものに触れずに社会人として3年ほどやってきたのですが

正直この部分も勉強をしておかないとこれからのキャリアを考えたときに難しい場面が出てくるなと思いこの本を買いました。

読んでみて一番感じたことは統計学ってめちゃめちゃ面白いということ。

もちろんまだ初心者とも言えないレベルの初心者なので

そう感じているのかもしれませんが

この分野を少しでも知っておけば仕事の範囲ってものすごく広がりますよね。

なんとなく関わりがありそうだと思っていた二つのデータも

相関を使えば客観的に評価ができますし、

単回帰分析を使えばKPIの設定も非常にやりやすくなる。

マーケの人たちはこういう作業をしていたのかって!ことがとてもクリアになりましたし、

もっと早くにこれを知っておきたかった!と思いました。

2016年の注力分野、

株式投資の知識だけでなく統計学の勉強も追加することが決定だなあ。

なんといっても面白いし。

企画書を書くときの説得力も段違いになると思うので

もう少しいろんな本を読んでみたいと思います。

したっけ、またね!

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