『グラゼニ 東京ドーム編 5巻』原作 森高夕次 漫画 アダチケイジ:非情な現実をリアルに描く

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本日は漫画紹介の記事。

原作:森高夕次、漫画:アダチケイジによる『グラゼニ 東京ドーム編』の第5巻です。

モーニングではこれと『GIANT KILLING』『宇宙兄弟』を購入しています。

青年誌ではモーニングの3作品が購入している漫画の割合では一番大きいですね。

ジャンプとマガジンでは完全にジャンプ派ですが

ヤングジャンプとモーニングではモーニング派。

モーニングの方がヤンジャンに比べるとリアル路線で

青年誌という意味ではこっちの方が好ましいんですよね。

ヤンジャンはSFも多くて本当にジャンプの青年版っていうイメージ。

今記事の『グラゼニ 東京ドーム編』もまさにリアル路線の代表格のような作品です。

主人公はプロ野球選手の凡田夏之介。

ジャンプであれば主人公はバリバリの先発ピッチャーで球界のエースという設定になるところだと思いますが

この作品の主人公は決して一流とはいない中継投手。

連載を重ねるにつれて徐々に球界を代表するセットアッパーになりましたが

当初は自分の給料より上の選手にはめっぽう弱い(ただし5000万円を超えるような年俸の相手には開き直って抑えてしまう)という特徴を持ち、金を稼ぐことに貪欲で年俸マニアというある意味プロ根性溢れた選手。

グラウンドには銭が埋まっている=グラゼニが信条の主人公の漫画なだけあって

プロ野球のお金の面をとてもリアルに描いたことで話題になった作品です。

ちなみに『グラゼニ』は一度、夏之介の移籍に伴い連載を一度終了しており

今回紹介する『グラゼニ 東京ドーム編』は第二部にあたります。

さて今巻ですが前回の衝撃の引き、夏之介に対して所属チーム文京モップスの監督から、来季は育成での契約にさせて欲しいという通告からの続きになります。

この話の衝撃的なところは

夏之介の成績が悪いために育成契約になったのではなく、

シーズン中の酷使(この夏之介の活躍により文京モップスはリーグ戦優勝)により怪我を負い、

それによって1年間実践から離れることになっている選手に対してのこの通告という点。

球団側はリーグ優勝の功労者に対してこの仕打ちをしているということが結構の衝撃ですよね。

でも考えてみれば確かにこれは合理的であり、

1年間間違いなく稼働が難しい選手を

高い給料を払って支配下登録をしておくメリットは球団側にはなにもないんですよね。

選手からは怪我をした際のこの対応で移籍をしぶられる可能性もあるとは思いつつ、

とはいえ文京モップスは日本一の人気球団。

一選手としてはそこを理由に移籍したくないという気持ちにはなりにくんだろうなー。

そんな普通の野球漫画ではまず描くことがない

リアルな球団事情もきちんとストーリーに落とし込んでいくところがこの漫画の魅力です。

この巻では球団から非情とも言える育成契約を告げられた夏之介の

リハビリだけの1年間の話で構成されており

野球の試合描写はほぼなし。

唯一あったのは夏之介の高校時代を描いたナッツ編が間に挟まっていて

夏之介高校2年の秋の話が明かされました。

僕は正直、

本編と同じくらいこのナッツ編が気になっているんですよね。

なぜなら高校時代の夏之介は実力はプロからも注目されているものの

怪我が多く、

今巻のナッツ編ラストでもまた再発させてしましました。

こんな状態で1年後、どうやってドラフトで指名されたのか?

その答えが明かされるまでもう少し時間がかかりそうですが

そちらも楽しみに待ちたいと思います。

さて次巻からはいよいよ復帰した夏之介が描かれそうです。

なんとなく不穏な雰囲気がラストでは漂っていましたが

果たしてかつての輝きを取り戻すことはできるのか?

期待し待ちたいと思います。

したっけ、またね!

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