『新世代デジタルマーケティング』横山隆治:マーケティングの今とこれから

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今週の書評は横山隆治さん著の『新世代デジタルマーケティング』です。

横山さんは新卒でADKの前身である旭通信社に入社。

その後レップ会社であるDACを起案・設立し現在はデジタルインテリジェンスという会社の代表取締役をされています。

僕の感覚から言うとあのDACの生みの親!っていうのはインパクトがでかいですね。

i-media領域の仕事はレップ会社がいないと回らないですから。

またこの方は業界人間ベムという名前でブログをやられているのですが

そちらでも非常に読み応えのある記事を書かれています。

そんな横山さんが書かれた『新世代デジタルマーケティング』ですが

そもそもデジタルマーケティングとはなんなのか?ということを頭に入れた上で読んだ方がより内容が頭に入ってくるかと思います。

横山さんはデジタルマーケティングを「デジタル施策によって得られるファインディングスを用いて、マスやリアルを含むマーケティング活動全体を最適化する試み」だと定義しています。

つまりは、単にこのメディアにバナーを打ちましょう。CPAはこれくらいで、フリークエンシーキャプはこんなもんで、といったようないわゆるi-mediaがやっているようなことではなく、

デジタル施策によって得ることのできるデータを

マーケティング全体に生かしていきましょうということであり、

本書にはそのための知見がまとめられています。

この本で印象的だった言葉が「デジタルでないマーケティングというのは早晩なくなり、すべてのマーケティングがデジタルになるというイメージをもっている」と「早い時期にデジタルという形容詞が取れる企業が勝者なのだろう」という部分。

全ての施策をデジタルと紐付け、データを取得し、そのデータをもとに次の打ち手を考えていくという一連の流れを

どれだけ素早く当たり前にできるようになるかが

今企業に求められていることなんだなあということを実感します。

企業内でもそれをやらなくてはいけないことは分かっているものの

なかなかこれまでの慣習や組織体制を変えることができずに

試行錯誤しているってのが現状な気がしますね。

で、

それを考えたときに

代理店の価値ってなんなんだっけ?ていう気がしてくるんですよね。

僕らはアクチュアルの売り上げデータを持っているわけではないし

CCCやYahoo!のような巨大な会員情報を持っているわけでもない。

であれば

きちんと企業のデジタル化という部分をリードすることができないと

はっきり言って存在する価値がなくなってきてしまうと思うんですね。

でも日本にはまだここをきちんとやったことのある人材は少ないため

実際に頭を使い、手を動かしているクライアント側がリードしているのが本当のところかなと。

このタイミングでこの分野の知見を貯めておかないと

代理店はただの作業屋になってしまうし

そこもすぐに人的な部分はいらなくなるので実はとてもまずい状況だと思います。

うーん、本当に自分のキャリアを考えると

一度クライアントサイドに行くか

横山さんのような知見をお持ちの方と働かせていただくといったことをしないと

5年後には使えない奴になってしまうなあ。

もちろんこれはあくまでメディアの話なので

クリエイティブ、

つまり箱に何を入れるのか?という部分を極めていくという手段はあると思うのですが。

それにしても一度もこの辺の運用をやったことがないとクリエイティブを作る上でも難しいとは思います。

あれ?

いつの間にか単なる不安の羅列になっている。笑

でもそれくらい本書を読むと危機感を煽られますし

マーケティングの転換期が今なんだなあということを実感します。

マーケティングの今とこれからを知ることのできる大変おすすめの書籍になっていますので

一度は読んでみるべき一冊だと思います。

したっけ、またね!

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