『これからの「売れるしくみ」のつくり方』石原篤:広告会社の思想からの転換期

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今週の書評は博報堂ケトルの石原篤さん著『これからの「売れるしくみ」のつくり方』です。

石原さんはS博報堂入社後、広告会社の社員の中で1~2%しか配属されないSP(セールスプロモーション)の部署に配属。

その後、クリエイティブエージェンシーである博報堂ケトルに移動し、現在はクリエイティブディレクターとして様々なキャンペーンに携わっている方です。

博報堂ケトルといえばCEOの嶋浩一郎さんと木村健太郎さんが有名ですよね。

このお二方は過去に書籍も出版されていたり、

インタビュー記事などもネットで検索すればたくさん出てきます。

しかし、それ以外の社員の方はメディア露出がそこまで多いわけではなかったので(まあ、普通のサラリーマンの方ばかりなので当然といえば当然ですが)今回、石原さんが書籍を出版されると聞いたときにケトルもとうとう嶋・木村の次の世代が来ているのか!と勝手に思ったりしました。笑

内容としてはこれまで石原さんが携わってきた仕事の紹介や関係者へのインタビューを軸に展開し、

その中で「モノを売る」という広告会社の使命を達成するために、単に生活者のことだけを考えるのではなく流通や現場の店員なども巻き込んだコミュニケーション設計を考えていかなくてはいけないということを述べています。

それは単にテレビCMを打てば商品が売れた時代が終わり、

世の中に情報が溢れ、生活者の時間を様々なメディアやコンテンツが奪い合う世の中になったとき

いろいろな視点から売るということにフォーカスしていかなくてはいけないということかなと思っています。

また本書の中で石原さんが仰られていたことで特に印象に残っているのは、

走りながら考える。LIVEコミュニケーションの時代になっているということ。

クライアントに提案し、

戻しをもらって持ち帰り、

再度提案をして制作に入る。

このような従来の広告制作の手法ではクライアントはもちろん。

スタートアップやベンチャーに勝つことはできなくなってくるのでは?と考えられれいて、これは僕もその通りだなと思いました。

なぜなら僕ら広告会社の人間より、

クライアントサイドの方の方がよっぽど真摯に勉強し、モノを売ることを考えていると思うからです。

そんな人たちと対峙したときに、

彼らの期待を上回り、僕らが存在する意味を持たせるためにはその場でアイデアをブラッシュアップしクライアントとパートナーになっていく体制を組んでいかなくてはいけないなと思うから。

なんならクライアントからオリエンをもらう前に、

課題を自発的に発見し、

提案するくらいでないと僕らがいる意味がなくなってくる時代になるんではないかと思います。

だって彼らがやれることはテクノロジーの発達によりどんどん増えているんだから。

まさにこの本のタイトルにある通り、

これからの売れるしくみをつくっていくためには広告会社の根本の考え方を変更していく必要があるんだろうなあと思いました。

あ、それと普段あまり目にすることのないケトルがどんな風に仕事をしているのか?みたいなところにも増えているので

そのあたりも興味深い本だったりします。

内容も読みやすく、コンテンツの幅も広いオススメ本ですよ!

したっけ、またね!

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