『3月のライオン 11巻』羽海野チカ:問題にリアルに答える共感

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

本日は漫画感想のコーナー。

最近、なんと実写映画化が決まった、

羽海野チカさんの『3月のライオン 11巻』です。

いやー、『3月のライオン』が実写かー。

どうねんですかね?

ファンとしては嬉しいやら、

どうせ叩かれるんでしょ。。という気持ちもあり。

あ、

今気がつきましたけど

ファンはやっぱり自分の好きな作品が叩かれるのは見たくないんですね。

そりゃそうだろ!って思うかもしれませんが、

実写が面白くなるかどうかより、叩かれないかどうかの方が意外と大事だっていうのはなんだか面白いなと思いました。

さて今回の11巻。

前巻から引き続き、

主人公の桐山零と家族同然に接してくれる川本家の前に、

かつて彼女たちを捨てて家から出て行った父親、誠二郎が現れ

なんともう一度一緒に住もうと言いだす。というなんとも不穏な展開。

どうやら誠二郎はとんでもなく女癖が悪く、

かつその責任を自分で背負うことからも逃げているような男であることが発覚し、

川本家を守るために零が奔走する。っていうのが流れでした。

まあ前巻ラスト、衝撃のプロポーズ事件の後なのでどうなることやらと思っていたのですが、

プロポーズされた本人である川本ひなは、

自分たちを守るために言ってくれたんだと理解し、

真剣には受け止めていない様子。

あ、そっちのパターンね。と思いました。笑

今巻のポイントは言わずもがななんですが、

このダメ親父をどのように扱うのか?ってことですね。

この作品の中で、

ある意味欠かせないというか、

避けることのできないエピーソードでありキャラクターである川本父。

どんな落としどころをつけるのかってこの作品を左右するほど重要な部分だと思います。

彼女たち、川本家が選んだのは「決別」。

自分たちの父親と暮らすことは一生ないと本人の前で宣言し、

完全なる別れを選択しました。

これ、

まあ客観的に見れば当然だろ!って感じかもしれませんが、

腐っても自分たちの親ですからね。

実は結構しんどい選択だと思うんですよ。

今は無理でも、

連絡を取ることはする。みたいな展開もできたわけで。

で、それをしなかったのは

零が彼女たちのために奔走し、

父親の本当の姿をきちんと説明し、

どの選択がいいのか?ってことをきちんと考えるきっかけを与えたからだと思います。

この漫画がなぜこんなにも僕の心に刺さっているかというとまさにこういう部分で。

現実の世界に起こることをリアルに描き、その答えもまた現実に即しているから。だと思っています。

フィクションの世界には、

現実の世界では起こりえないことを描くっていうことと、

現実をリアルに描き切るという2つの側面があって。

『3月のライオン』は完全に後者で、

かつそのリアルさを描くために、

登場人物が奔走する姿が、

実直で、

自分もこんな風に頑張ろうと心のどこかで思うことができる共感があるからなんだなあと。

12巻ではなんとなく川本あかりにスポットが当たりそうな雰囲気がラストから伝わってきました。

どんなリアルを描き、

どんな風にキャラたちが動くのか?

次巻も楽しみにして待ちたいと思います。

したっけ、またね!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です