中川淳一郎×嶋浩一郎「激動のネットニュース20年史」B&B:メディアの将来を憂う日

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昨日9月5日、

下北沢にある本屋B&Bで開催された中川淳一郎×嶋浩一郎「激動のネットニュース20年史」というイベントに行ってきました。

いやー、楽しかった!

ネットメディアに関わる仕事をしているものとしてとても勉強になったし、

色々なことを考えさせられる機会になりました。

今回のイベントは宣伝会議が出版した、

『デジタルPR実践入門』という本の出版記念というていで開催されたのですが、

博報堂ケトルの嶋浩一郎さんと

NEWSポストセブンを始めとした様々なWEBメディアで編集をしてきた中川淳一郎さんの対談ということで

会場はかなりの満員御礼。

僕も知り合いが何人か見に来ていました。

内容は前半部分でYahoo!ニュースの立ち上がりを始めとし、

そこからWEBのメディアがどのような経路を辿って現在のような形になったのかということを中川さんが解説し、嶋さんが突っ込むという漫才的な内容。

中でも興味深かったのは、

WEBメディア黎明期はマスコミが報じたことを一次取材なしにWEBメディアが取り上げニュースにするという、

「こたつジャーナリズム」と呼ばれる立ち位置だったのが、

東京オリンピックのエンブレム問題に代表されるように、

WEB上での炎上をマスコミが報道するというよな、

ある意味で立場の逆転現象が起こるようになってきているという話が面白かったです。

それはやっぱりみんなテレビを見ずに、

スマフォでSNSをやってゲームをやって情報を得ているという背景から起こった

必然の話なのではないかなと聞いていて思いました。

そして後半は、

読売新聞の松井正さん、WEBR25の鶴見香奈子さん、スマートニュースの川崎裕一さんという

マス、フリーペーパー及びWEBそしてキュレーションメディアという

三者三様なメディアの方々を招き

過去の苦労話、そしてこれからのメディアの話をしていくという本当に豪華な内容。

後半戦の中で最もホットなトピックスとして挙がっていたことは、

新聞社のような全世界に特派員を派遣し、

様々な切り口から一次取材をしてコンテンツを作っていくようなメディアが

WEBにきたときその規模感を縮小せざるを得なくなるということに対しての懸念。

そしてそのときユーザーが求めているレベルでのコンテンツを供給することが誰もできなくなってしまうのではないか?という懸念でした。

新聞社や雑誌社は、

あらゆる切り口で一次取材を敢行し、

質の高いコンテンツを供給してきましたが、

それはマスメディアがみんなに求められていた時代の話。

これからのユーザーは

スマフォでお手軽にタダでコンテンツを受け取ることが当たり前だと思っている。

今はまだいいですよ?

なんやかんや言っても、

新聞社も雑誌社もきちんと機能しようと努力をしているし、実際に機能している。

でも結局それは将来的には先細りしていくことは目に見えている中での努力で。

いつか限界がきたときに、

これまで一次取材をしてこなかった多くのWEBメディアの人間に、

それが能力的も制作費的にも同じことができるのか?といわれたら

まあ間違いなく無理でしょう。

じゃあ今のような体制を維持しながらWEB媒体がマネタイズをするにはどうすればいいのか?ということを各々話されていました。

特にスマートニュースの川崎さんが、

自社の立ち位置に対して危機感を持たれていたのがとても印象的。

話していることも論理的だったし、

頭のいい人なんだなあと感じました。

NEWSPICKSのやり方なんかはこれからのメディアのローモデルとしていくべきなんだと思うんだけれどどうなんだろう?

残念ながら質疑応答の時間がなかったので聞けずじまいだったのですが、

機会があれば聞いてみたいと思いました。

それにしても中川さんの絶妙なラインでの暴走と、

それをやんわりかわす嶋さんの掛け合いは最高に面白かった。笑

メディアの将来という示唆に富んだ内容だけでなく、

そんなところも含めて大満足のイベントでした!

したっけ、またね!

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