『at Home』本多孝好:悲劇を喜劇する視線

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昨日、カンヌのチタニウム部門受賞作が発表されました。

残念がら日本からの受賞はなし。

うーん、悔しいですね。

昨年は「Sound of Honda」が世界を席巻したと言っても過言ではなかっただけに。

来年こそ、自分のアイデアを!という気持ちと、現状まだ難しいなあという気持ち。

でも35歳までに必ず!

だから来年に関してはヤングカンヌを狙います!

さてそんな中で恐縮ですが、

今回は書評です。

本多好孝さんの『at Home』。

本多さんの作品はこれまで読んだことがなく、

『MISSING』が有名だなあ、くらいの知識しかありませんでした。

正直どんな作風なのかも全く知らずたまたま人に勧められて読んでみたのですが、

かなり一気読みさせられました!

内容は、様々な「家族」の問題を抱える人々を描く短編集。

基本的に性善説に立っている方なのか主人公側の人々に物語上の落ち度はなかったりするのですが、

誰しもどこかにある家族の問題に苦しんでいます。

それがなんとも言えない優しい視線から描かれているのが特徴かな。

やっぱり家族間の問題とか派手な喧嘩って、

当の本人たちから見たら悲劇でしかないのかもしれないですが、

客観的にみたら喜劇の要素が多分に含まれている気がしていて。

なんだかアホな人たちだあ、意地を張らなければいいのに!とか、

なんでこんなことで怒ってるんだろう?とか、

話を聞いたしている分には思って思わず笑ってしまうようなことを本多さんは絶妙なまで描いている気がします。

だからこそ読んでいるこちらもほっこりした気分になれる。

個人的には『日曜のヤドカリ』がとてもよかったなあ。

キャラがつい応援したくなるし、

男をヤドカリに例えるタイトルの落ちのつけ方も秀逸。

天気のいい日曜日、

電車に乗って鎌倉に向かいながら読みたい本だなと思いました。笑

したっけ、またね!

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