『マーケット感覚を身につけよう』ちきりん:「自分を売る」を意識する

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さて、今週の書評はちきりんさんの『マーケット感覚を身につけよう』です。

僕はこの本、もう2回読んだんですが

これからの時代をきちんと生きたいと思う全ての人にとって

必読の書だと思います。

内容としてはすごく簡単に言うと、

市場(ここでは世の中にあるすべてのものを市場として捉えています)の競争力がどんどん増してきている⇒

そんな中でこれまで安泰だった職業も企業も危機にさらされる時代に⇒

この時代を生き抜くためには必要なのはマーケット感覚である!⇒

マーケット感覚とはヒト・モノが提供している価値はなんなのか?ということを理解することができる感覚のこと⇒

マーケット感覚があれば、自分が提供できる価値を理解し、かつそれはどの市場であれば最も高値がつくのか?ということが分かる⇒

ではマーケット感覚を身につけるためにはどうすればいいのか?

てなことが書かれています。

ちなみに、マーケット感覚を身につける方法も確かになるほどと思わせてくれますが

それよりもまず、このマーケット感覚という概念を知るだけでも生き方がかなり変わってくるなあというのが個人的な印象。

人は商品を買っているんじゃない。商品が提供している価値を買っているんだということって、

普通に生活しているときにあまり意識しないと思うんですよね。

昔はおそらくそうじゃなかった。

今のようにモノが溢れている時代ではないので商品そのものに価値があります。

でもあらゆる意味で飽和社会になってしまった現在は、

商品自体に差異はほとんどない。

なので企業は商品自体の価値にさまざまな付加価値をプラスしています。

それを意識することはそもそもこの概念自体を知っていないと難しいなあと。

ただし、広告会社のクリエイター達はこのことを常に意識して広告をつくっている(この商品はどんな価値を提供しているのか?ということ)ので、

マーケット感覚に優れている人が多いかもしれませんね。

でもこのことをここまで体系立てて書いていて、かつその意識をモノではなくヒトにまで向けていることがこの本の面白いところですね。

そういえば以前、ちきりんさんがLINEの執行役員である田端信太郎さんと出版記念対談をしていたのですが、

対談相手が田端さんであるということが印象的でした。

僕の中でLINEは相手との連絡をする手段を価値にしているわけではなく、

スタンプに代表される自分の感情を簡易に相手に伝える手段という価値を提供しているんだと思います。

メールや電話では上手に自分の感情を伝えるためには、

それなりの文章力や会話力が必要でした。

なんだか上手く自分の思っていることを伝えることができない…。

そんな風に思っている人にとってLINEというツールは画期的なコミュニケーションツールだったと思います。

まず文章力や会話力に乏しい学生をまず囲い、

そこからみんなが使っているから使ってみようという人が徐々に徐々に増えてきて、

連絡手段に留まらない、プラットフォームともいえるまでの形態になったんだと思います。

なんだか長くなりましたが、

つまり自分が提供できる価値を見極めることに成功した事業であるLINE。

そこの執行役員である田端さんを対談相手に選んだのはいかにもちきりんさんらしいなあと。(選んだ人は違うかもしれませんが)

さてちょっとまとまりのない書評になってしまいましたが、

これからの競争時代に自分をどのように売っていくのか?ということを考えるきっかけになる本だと思います。

あと書いていて思ったのは、

この本、広告会社志望の学生さんが是非読むべき一冊です。

上にも書いた通り、広告をつくる上で本当に大切な商品が提供している価値は何か?とうことを

この本を読めば意識できるようになるから。

僕自身もこの先のキャリアプランをもう一度しっかり考えよう!自分の価値ってなんだろう?と思わせてくれる一冊でした。

たぶんこれから何度も読み返すだろうなあ、きちんと頭に叩き込みたい内容。

したっけ、またね!

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