『ファンベース』佐藤尚之:今の時代、ファンがなぜ大事なのか?

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今週は佐藤尚之さんの新著、『ファンベース』を読みました。

佐藤さん(以下愛称であるさとなおさんで統一)は元々電通のコピーライター、クリエイティブディレクター出身。

バリバリマス広告の制作をやらていた方です。

しかし、近年の情報量の爆発やスマートフォンやSNSといったテクノロジーの変化がもたらすコミュニケーションやメディア視聴の根本的な変化を受け、マスを相手にコミュニケーションをする従来までのやり方とは異なる、既存のファンを相手にしたコミュニケーション、ファンベースという手法を本書で提案されています。

突然ですが、売上全体の80%は上位20%の層によってもたらされているというパレートの法則をご存知でしょうか?

80%が75%だったり逆に85%だったり細かい数字は商品によってもちろん異なってくるでしょうが、要は売上という観点から見ると、新規の顧客より既存のファンがもたらす割合がとても多いということ。

にも関わらず、これまで企業はキャンペーンでマスに大量投下して新規の顧客をとってくるんだ!ってことを目的にしていることが本当に多かったと思います(今でも多いと思いますが)。

既存の客は悪い意味でいうと見ていない。だって既に顧客なんだから。

これまでのように、一家のみんながテレビで同じ情報を受け取ることが一般的だった時代はそれでも良かったかもしれません。マスの力で人が動いた素敵な時代。

でも今を見渡すと、どこの家庭がみんなテレビで同じ情報を受け取ってるでしょう?みんあYouTubeみてTwitterみて、Instagramで写真をあげている。

そんな世の中で単純にマスにちょっと話題になるCMを打ったところで、人はすぐに忘れてしまう。数秒後には思い出せない。

そんな中、唯一きちんと情報を受け取ってくれるのがファンであるということをさとなおさんは仰っています。
※ちなみにマスが効かないよ!って話は地方だとそうでもないよってことにさとなおさんはきちんと言及されています。僕の地元とかを考えてもそうなんですが、地方はやっぱりまだテレビ見てるんですよね。

ファンは情報を受け取ってくれるだけでなく、それが好ましいと思えば自らそれを拡散してくれることも多々あります。

それが情報が伝わりにくくなってしまったこの時代に、ファンでない(けれどファンに親しい属性を何処かに持つ)人に対して情報を届ける手法であると。

この辺の話って、大企業の上の人になればなるほど「いやいや、とはいえそんな母数の少ない人向けにコミュニケーションやって売上にどんだけ効くのよ?」って話をされがちかと思います。

でもそこがパレートの法則なんだと思います。ファンを大事にし、ファンの声に耳を傾ける。それをきちんと行っていくことが、売上の80%を更に伸ばしていくために大事なんだと。
※ちなみにさとなおさんは、だからマスキャンペーンはやめてファンベース施策だけやればいいんや!みたいなことを言っているわけではありません。
例えば商品発売のタイミングなどでマスをやりつつ、ファンベース施策はそれを絡めて継続的に実施してく。みたいなか考え方です。

じゃあ、ファンベース施策って具体的になにをするの?部分が是非本書をお手にとって確認してみてください。

なぜ今この時代にファンを大切にすることが大事なのか?って部分がこのブログで僕が伝えたかったことなので。

ちなみにさとなおさんは、さとなおオープンラボという勉強会を定期的に開催していて(勉強会と言っても一回だけでなく、三ヶ月きちんと通うことができる人が対象です。詳しくはこちらをご確認ください。)現在九期が絶賛開催中です。もし興味がある方がいれば是非そのうちおそらく開かれるであろう10期に応募してみてください。

コミュニケーションに関わる、何かを伝えることを仕事にされている方は誰でも絶対参考になる部分が沢山存在する一冊だと思います。

是非、ご一読することをおすすめします!

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