『日本3.0』佐々木紀彦:成長欲求を駆り立てられる一冊

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いやー、最近出張のせいにしてブログの更新が止まっていました。

物理的に時間がないのは本当なのですが

それを言い訳にせず

無理にでも時間を作ることをなんとかやっていくことが自分の課題ですね。

さて今日の記事ですが

NewsPicks編集長の佐々木紀彦さんの新刊、

『日本3.0』の書評を書いていきたいと思います。

本書を端的に言うと

2020年の東京オリンピックを境に日本近代の第3フェーズである”日本3.0”が始まる。

その時に必要とされる人材や

求められる働き方や教育体制、リーダーについて語っています。

そもそもタイトルにもなっている”日本3.0″に関して

佐々木さんは「日本近代の第3フェーズ」と定義しています。

明治改元から敗戦までの第1フェーズ、

敗戦から2020年までの第2フェーズ、

そして東京オリンピックからの第3フェーズ、ということなのですが

2020年前後に起こる4つの事象、

東京五輪、安倍政権の終焉、東京都の人口減少、団塊世代の引退をその理由にしているのは確かに納得感があるなと思いました。

東京五輪まではなんとなく様々な需要もありますし

経済も上向き調子をキープすることはある程度予測できます。

安倍政権に関しても

総裁任期の延長から考えて2021年まではよっぽどのことがない限り続いていく気配。

で、この納得感のある予測がありつつ

この後訪れる第3フェーズで

日本はどうなっていくのか?どんな人生戦略が求められるのか?といったことが重要です。

佐々木さんは本書内で”日本3.0”を10の要素に分解して説明しています。

1,年功序列の終わり

2,正社員と非正規社員の格差解消

3,男女逆転

4,外国人労働者の登用

5,難民

6,業界再編、伝統企業の倒産

7,スタートアップの興隆

8,第4次産業革命

9,交通革命

10,グローバル化

それぞれの詳細は本書を是非読んで欲しいと思うのですが

これらの要素と自分自身のキャリアを考えた時に以下の3つのことを真剣に考えないといけないなと感じました。

・語学力

→これは言わずもがななのですが、難民や外国人登用が進んでいくことは間違いなく、その中でコミュニケーションを図ることができる力はとんでもなく重要になるだろうなと感じています。

もちろんGoogle翻訳のようなテクノロジーのブレークスルーはあるかもしれません。

でもそんないつ起こるかわからないことに頼ることのリスクが考えられないほど高まる時代がすぐそこに来ていると思います。

・働く領域の再考案

→第4次産業革命の影響は計り知れないと思っています。働く領域や会社を真剣に考えないと、気づいた時にはテクノロジーの巨人たちに食い尽くされてしまう。全然リアリティのある話です。

個人的にはこの時代にエージェンシー業務というのはかなりリスクがある業種なのかもなと思っています(一部の領域を除いて)。

事業会社の方が生き残りに必死にならざるを得なく

そのための方策を探るために最先端の手法や考え方をどんどん取り入れ、

そのトライ&エラーの蓄積量が重要になってくるからです。

一方でどうしても受注産業的になってしまうエージェンシー業は

下手をすると本当にただの作業屋になってしまう可能性があるなと。

もちろん自ら仕掛ける気持ちと意思を持っていればいいのですが。

これまで考えもしなかった業種が競合になっていく事業会社の方が

より自分を高めていけるし

結果として必要な人材になれるんじゃないかと思っています。

・自らの常識にとらわれないこと

これは完全に戒めですが

これからの時代は自分程度の人間が予測もできないことが本当にたくさん起こると思います。

それを楽しめる/ワクワクできる人間じゃないと

ただただしんどいんだろうなあと。

AIが進化することで生産性が上がれば

より創造的で

社会を便利にするサービスが次々勃興するはずです。

柔軟性を持ってそれらを受け入れ活用する。

こういう姿勢をいつまでも持たないとなあと改めて思いました。

後、少し話はずれますが

教育の章で書かれていた

大学を境に日米の知識力に明確に差が出ていくという話は非常に興味深かったです。

リベラルアーツを今からきちんとしたカリキュラムで学ぶことは難しいかもしれませんが

自主的に様々な本を読み、

知識を深めていくことでT型人間を意識的に目指さないと

本当にただのバカで人生終わってしまうなあと危機感を感じます。

ハーバードやスタンフォードのカリキュラム一覧が掲載されていましたが

今から貯金をして是非いってみたいと思う充実の内容。

そりゃ日本人の国際競争力は落ちるわなあと思ってしまいました。

ああ、本当にもっと勉強したい。

とりあえず本書内で紹介されている書籍は全て読もうと心に決めました。

現状を知り、未来を考える。そしてその上で自分をどう成長させていくのか。リスクをどこで取るのか。

本書は30代の方に向けて主に書かれたとのことですが

27歳の僕でも危機感と成長欲求を駆り立てらりました。

どんな年齢でも

自分の人生をより豊かにしたいと思う方には非常に示唆に富んだ内容だと思います。

ぜひご一読ください。

したっけ、またね!

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