SMAP×SMAPのソフトバンクCMは奇跡の構造である

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久しぶりに広告の話をしたいなと思います。

昨日、2016年12月26日。

日本に住んでいる多くの人にとって忘れられない日になったんじゃないかと思います。

そう、あのSMAPの実質ラストの日です。

2016年12月31日をもって解散することが決まっていた彼らですが

その最後のステージが一体どこになるのかずっと注目されていました。

国民みんなが待ち望んていたのは

紅白歌合戦の大トリ。

25年間、日本一のアイドルであり続けた彼らの最後の勇姿を国民的歌番組で締めくくる。

解散報道でモヤモヤした感情をふきとばす素晴らしい舞台になると誰もが期待しました。

が、

その期待は紅白出場辞退という彼らの固い意思の元に砕け散ります。

最後に彼ら5人を見ることができるのは

彼らの冠番組「SMAP×SMAP」。

解散とともに終了が決定したこの超人気番組が

5人の最後のステージとなりました。

で、

前置きが長くて恐縮なのですが

この本当に多くの人が注目していた番組のCMが番組終了直後、話題を呼んでいます。

広告主はソフトバンク。

SMAPとソフトバンクといえば

CMタレントとして長年起用し続け

面白く、話題性のあるクリエイティブを提供し続けたことででお馴染みの関係です。

ただSMAPとのCM契約はすでに切れており

ソフトバンクが今更CMにSMAPを使うなんてことは

当日まで関係者以外誰も予想だにしなかったと思います。

さて、そのCMですがこんな演出になっています。

※契約がそもそも切れていることもあり、ソフトバンクの公式チャンネルにはアーカイブがありませんでした。なのでそのうちこの動画も削除されてしまうかもしれませんがご了承ください

 

 

 

 

 

 

構成は本当に単純。

過去のSMAPが出演しているソフトバンクのCMのシーンを次々に写しながら

彼らに対するメッセージを間に挟み込む。

ラストは犬のお父さんから「最後じゃないよな」の言葉。

非常にシンプルな作りになっていますが

多くの人の感動を呼び

実際に僕も心を打たれました。

なぜこのCMが多くの人の心を掴んだのか?

それはこのクリエイティブが今ユーザーが最も欲しいものを提供することに成功したからだと思います。

大人気アイドルSMAP。

みんなが大好きなSMAP.

そんな彼らが解散する。しかも報道によれば分裂危機なんてことも言われている。誰も最近、彼らの楽しげな姿を見ていない。

あの5人の姿を観れる最後のチャンスである番組の間に

ソフトバンクは彼らが本当に楽しげに生き生きとしている絵をつなぎ合わせた演出を見せてくれました。

時折、

間にはメイキングなのか

メンバーが本当に楽しそうに笑っているシーンを挟みながら。

視聴者が見たかったSMAPの姿がこの1分間に詰め込まれています。

ソフトバンクは

SMAPというアイコンとの関係性の明示を行なった上で

ユーザーが本当に欲しいものを提供することに成功しました。

この二つの要素を両立させるのって至難の技なんですよね。

なぜなら基本的に視聴者は

CMを邪魔だと思っているから。

自分が楽しみにしているコンテンツの間に挟み込まれる邪魔なもの。

CMは間違いなくそういう存在です。

ただ時々そのCM自体がエンタメになることもああります(近年だとペプシの桃太郎とかはまさにそうですね)。

そのユーザーに求められるものをCMが提供するということ。

そしてそれを提示するのがソフトバンクであることのナチュラルさ。

タイミング・これまでの関係性。

その全てが揃ったが故に

こんな素晴らしいクリエイティブが誕生したんだと思います。

企業として関係性の明示という構造をCMクリエイティブデ演出することは一般的にあることだと思います。

しかしそれをユーザーが今最も求めているコンテンツにまで昇華する。素晴らしいなあと素直に感心しました。

それにしても

SMAP本当に解散しちゃうんですね。悲しいです。

いつかまた彼らは本当に笑い合っているシーンを見たいなあと思ってしまいます。

したっけ、またね!

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