浅井茉莉子×嶋浩一郎「文芸編集者の日常は?」:クリエイターと向き合うそれぞれの手段

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今日は年内の仕事が多少落ち着いたので、

久しぶりに平日の夜のイベントに行ってきました。

浅井茉莉子×嶋浩一郎「文芸編集者の日常は?」というタイトルで、

会場はSONYビルに期間限定でオープンしているEDIT TOKYOという本屋さん。

この本屋はもともと

下北沢にあるB&Bを経営している博報堂ケトルが、

5ヶ月間限定のお店として11月にオープン。

平日の営業日が100日であることから、100人の編集者と100回のイベントをやろうという趣旨のもとに日々様々なトークショーを開催しています。

この日は芥川賞受賞作である又吉直樹の『火花』と村田沙耶香さんの『コンビニ人間』の編集者で、モデレーターの嶋浩一郎さんいわく

“文藝春秋の奇跡”こと浅井茉莉子さんが

編集の仕事とは?作家との向き合い方とは?賞をとるということとは?のような

文芸や編集に興味がある方ならば是非聞いてみたい要素を語ってくださるトークショーでした。

特に面白かったのは浅井さんの作家とのやり取りの部分。

見た目は非常に可愛らしく、ほんわかとした話し方をされる方なのですが

嶋さん曰く、口調はそのままに作家さんへきつい戻しをされることが多いそう。

これは嶋さんが交流のあるプロデューサー・作家の川村元気さんからの証言なので間違いないとのことです。笑

浅井さんの信条として

作家よりも作品がよくなることが大事で、

そのことをきちんと伝えれば一度関係が悪くなっても最終的には元通りになることが多いからだそうです。

また編集者は文章を増やすことはできないけれど

削ることはできるというのもとても印象に残りました。

仰っていることはその通りなのですが

編集を通常の業務にしている人じゃないと出てこない意見だなあと。

この作家にどうやって自分の意見を伝えるかという部分が

僕が一番浅井さんの話を聞いてて興味を惹かれた所です。

編集者も今僕がやっている広告の営業も

クリエイターからあがってくる素材をみて

それに対してディレクションをするという意味では同じような業務なのですが

クライアントがいるかいないかという所が大きく違うと思っています。

僕らの場合、ディレクションに明確な拠り所(得意先はこう言ってくるはずですなど)がありますが

編集者はまだ見ぬ読者と自分の感覚を信じるしかない。

そこの判断とクリエイターへの向き合い方がよりヘビーなんだろうなと感じました。

イベント終了後、彼女なりのメソッドを聞くことができたのですが

これは編集者の数だけ答えがあるんだろうと思いつつ

浅井さんの手法は自分の仕事の参考にも是非していきたいと思います。

こういう裏方で

普段会うことができない方々の話を聞くことのできる機会って滅多になく

そんな場を作ってくれるケトルは

やっぱり今の日本のブックカルチャーになくてはならない存在なんだなと思います。

1月24日までオープンをしているようなので

時間を見つけてまた行きたいと思いした。

したっけ、またね!

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