『竜馬がゆく』司馬遼太郎:何かを成し遂げたいすべての人へ

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本日は書評記事。

読むのにめっちゃ時間がかかりましたが

司馬遼太郎先生の『竜馬がゆく』文庫全8巻を読破しましたのでその感想を書いていきたいと思います。

時間がかかったと言いましたが

4月7日から第1巻を読み始め

最終8巻を読み終わったのが5月4日。

約1ヶ月で8巻ですからまあペースとしては悪くないですよね。

僕は司馬遼太郎先生の作品は

新選組副長の土方歳三を描いた

『燃えよ剣』は読んだことがあって

もう本当に本当に面白かったのを覚えています。

ただ『坂の上の雲』とか今回読んだ『竜馬がゆく』は

うわー、なんか長いかもー。という読書家にあるまじき理由から避けておりました。

しかし以前このブログにも記事を書いた『戦略読書』を読んだ際、

著者の三谷さんが『竜馬がゆく』を熱烈にオススメされていて

かつ色々なところで色々な方が『竜馬がゆく』を一番好きな小説としてあげていたのを思い出し

この機会に読んでみるかーと思ったのです。

それから一ヶ月。

長いこの物語を読み終わった感想は

今、このタイミングでこの本に出会えて本当に良かった。というものでした。

主人公は幕末の偉人、坂本竜馬(彼の本名は龍馬なのですが小説内での呼び名をそのまま使います)。

彼が幼少の頃から

幕末での薩長同盟、大政奉還の取りまとめといった日本人ならば誰もが知っている偉業な成すまでを描き切った大傑作です。

小説の中で描かれている坂本竜馬の思想・行動で

僕が最も衝撃を受けたのは

彼が「タイミング」というものを一番重要視していたことです。

周りからなぜお前はこの状況で動かないのか?といわれても

竜馬は自らが物事をなすタイミングではないと思ったときはテコでも動きません。

物語序盤はそんなシーンの連続で

姉の乙女や同郷の武市半平太、江戸千葉道場のさな子が

なぜこの時勢に竜馬はなにもしないのかと文句をいっています。

それでも彼は

そのやり方では幕府は倒せない=日本は変わらないという考えのもと

船をもつこと、貿易をして力を蓄えることに力を注ぎます。

そしてついに時勢が倒幕の流れに傾いてくると

これまでの竜馬の考えはこのためだったのかという具合に彼の力が生かされてきます。

常に冷静に先を見つめ

力をつけ

タイミングは逃さず行動する。

もちろん誰もがそうやって行動することが理想だと思いますが

ついつい自分の事情を最重視し

物事をうまく運ぶことができなくなってしまいます。

竜馬が偉人たる所以は

世の中と自分自身をどんなときでも客観視し

必要であればこれまでの自分の考えを躊躇なく捨てることができるという所にあると思います。

だからこそ

海援隊という日本初の株式会社を設立したり

藩制度ではなく日本という概念を誕生させたり

犬猿の仲であった薩摩と長州の同盟を成し遂げたり

世間の人からするとなぜそんなことが可能なのか?というアイデアを実現できたんだなあと。

成し遂げたい目標から逆算して

今必要なものを常識にとらわれず発想する。

これは時代が変わっても

何かを成し遂げたいと思っている人間にとっては必須の能力であると僕は思います。

そしてその考えに

26歳の自分がこのタイミングで触れることができたのは本当に大事なことだと思っています。

今より若ければ単純に竜馬カッコイイなあで終わったかもしれない。

今より遅ければもっと早く読んでおけばよかったと後悔したかもしれない。

自分のやりたいことが明確になった今の時期にこの作品に出会えたことに

本当に感謝したい気持ちです。

なんだか26歳は人生の転機説って本当かもなあ、なんて気もします。

またこの考え方以外にも

大きなことを成し遂げるためには寛大さや愛される人柄が大事であるといったことが

歴史上の人物を通して学べたり

幕末の諸藩の概要を知ることができたり(これは僕の無知に起因していますが)

絶対一度は読んでおくべき作品だと思います。

普通に働いて普通に生活できればそれでいいって人には特別響かないかもしれない。

でもそうじゃなく、

自分はこんなことがやりたいんだ!というものが

ざっくりとでも心にある人。

そんな人には間違いなく読んでおくべき小説です。

この記事を読んで心になにかひっかかるものがある方は

物は試しに1巻を読んでみてください。

したっけ、またね!

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