『CMを科学する』横山隆治:代理店の価値とは何か?

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かなり久しぶりのブログ更新になります。

先週の木曜日ぶりだから4日ぶりか。

実はGWのお休みを利用して

長野に旅行に行っていました。

ずっと行きたかった戸隠神社にも行けたし

大学時代の友人と

本当に馬鹿な話をしながら過ごす時間は

かなりいいリフレッシュになりました。

飾らない自分をさらけ出せる時間って貴重ですよね。

さて今回の記事の本題は

久しぶりの書評。

横山隆治さん著の『CMを科学する』です。

横山さんの書籍は

以前に『新世代デジタルマーケティング』の書評を書いて以来。

前作はマーケティングをデジタル化するとはどういうことなのか?といったことを深掘りしていましたが

今回はデジタル化されたマーケティングによって

これまで広告の王様だったTVCMがどのように変わっていくべきなのか?ということを

ユーザー環境・視聴環境の分析から

最新の評価指標の話、

それによって変化するクリエイティブに必要な要素、

さらにはキャンペーン設計の考え方まで

幅広く取り上げています。

中でも僕が一番面白い指摘だなあと思ったのが

オンラインとオフラインのキャンペーンを同時期に走らせるこれまでのやり方ではなく

まず顧客化した複数のユーザーセグメントにデジタルアドを配信し

その中で最も反応率が良かった層に

TVCMのクリエイティブを最適化していくという考え方。

バジェットの問題や

デジタルアドに刺さった層が

そのままTVの視聴層として再現できるのか?といった問題はあると思いつつ

このやり方は限られた予算をいかに効率的に使っていくかということを考えたときに

非常に有効なものだと思います。

横山さんも仰っているように

今後現れる

TV視聴の全数データと全数購買行動データを紐づけることができれば

上記の手法の精度はさらに高まることになりますよね。

そしてこの考え方でいくと

今後ますますアクチュアルのデータを持っている企業の存在価値が

飛躍的に高まっていくんだろうなあということ。

例えばCCCのデータは今でも非常に貴重なものですが

近い将来、

今のニールセン的な立ち位置になっていてもなにもおかしくないなあと思いました。

そしてそのときに

マクロミルさんを使った

アンケート調査からしか論拠を導き出せない代理店は

本当に本当に必要なくなっていくなあと。

作業者はもちろん必要ですが

それもAIの発達により

自動化されていくだろうし

今後代理店が生き残って行く道はなんなんだろう?と

若干悲観的な気持ちになってしまいました。

アクチュアルの数字があっても

それをマーケティング視点で活用できる人ってのはまだそんなにいないと思うので

そういう部分に活路を見出していくのかなあ。

でもそれって結局個人の力量の話だし

あのデカイ組織でそこをどう考えていくかってのは

なかなか難しいなあと思います。

そんなことを改めて気づかせてくれる

非常に良書だと思うので

ぜひGWにでも読んでみてください。

したっけ、またね!

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