『宇宙兄弟 28巻』小山宙哉:人気漫画の構造を踏襲した作品

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本日は漫画紹介の記事。

小山宙哉先生の作品、

『宇宙兄弟』の第28巻です。(前巻の感想はこちらから)

前巻では主人公・六太の同僚であり想い人でもある伊東せりかにスポットが当たり

若干暗く、

けど『宇宙兄弟』らしい感動のエピソードが展開されていました。

しかし今回は

『宇宙兄弟』のもう一つの側面、

予測のつかない、ワクワクするような

どちらかというと男が好きそうな構成になっています。

ついに月面での実験・作業に突入した六太を始めとするジョーカーズのメンバーに

彼らもNASAもJAXAも

予想できない事態が次々起こります。

『宇宙兄弟』の魅力って

前巻のような

逆境に立たされたキャラクターたちが

自分の信念を曲げずに

道を切り開いていく様が人の感動を呼ぶという部分と、

今巻のような

”宇宙”という神秘の

誰も予想がつかない世界をテーマにしたからこそできる

ドキドキやハラハラを提供できるってことなのかなと思いました。

宇宙飛行士選抜試験や日々人の月面ミッション、

そして今回の六太の月面での話も間違いなく後者にあたりますね。

この二つの要素から

読者を獲得できるってことが

『宇宙兄弟』ってコンテンツの強みなんだろうなあ。

これよく考えると

人気の漫画には必須の話なのかもしれませんね。(特に少年・青年漫画)

”海賊”というテーマからワクワク・ドキドキを抽出し

様々なキャラクターたちの数々の名言で感動を生む『ONE PIECE』。

『NARUTO』も構造は近いし

『SLAM DUNK』もバスケットボールというスポーツを描く関係上

間違いなくハラハラ・ドキドキは生まれます。

そういう意味で『DRAGON BALL』はワクワク・ドキドキという展開のみに絞ってスーパー大ヒットした稀有な例なのかもなあ。

こうやって人気漫画を分解していく作業って

編集者の方は当然やってるんでしょうが

改めて考えてみると面白いですね。

幅広い層に支持される物語を作るってことを

再現性のあるものにすることができれば

その人は本当に偉人なんだろうなあ。

手塚治さんとかは自分なりのメソッドはあったんでしょうが

当然漫画家なので

それを後世に残すってことは考えない。

それを考えると

編集者はみな

そいういことを目指して仕事をしていくべきなのかもなあなんて思いました。

僕は編集者じゃないので完全に戯言なのかもしれないですが。

なんか『宇宙兄弟』から話がかなりそれてしまった。笑

28巻も非常に面白かったです。

次巻が楽しみ。

したっけ、またね!

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